一般皮膚科と美容皮膚科の業務の違いについて

一般皮膚科も美容皮膚科も肌に関する治療や施術を行いますが、看護師としての業務内容は大きく異なります。一般皮膚科は肌に疾患のある患者さんが主に訪れるため、子供からお年寄りまで幅広い年齢層に対応することになります。一般皮膚科は皮膚の疾患ではなく、しわやシミの治療やアンチエイジング目的で訪れる人がメインであるため、20代から60代ぐらいまでが対象となります。

一般皮膚科の看護師は、医師のサポートのほか、医師が処方する薬を説明するのがメインの業務となりますが、美容皮膚科は美容点滴や脱毛などの施術を行ったり、美容皮膚科が開発したドクターズコスメや美容器具などの販売を行ったりします。ドクターズコスメや美容器具の販売ノルマが課されていることもあり、看護の仕事だけでなく営業の仕事も行うことになります。一般皮膚科は通常の看護師の知識があれば務まりますが、美容皮膚科の場合は看護師の知識と共に美容の知識も求められます。

勤務時間に関しては、一般皮膚科も美容皮膚科も夜勤がないのが一般的です。給料に関しては、美容皮膚科の方が高くなります。美容皮膚科の給料が高めに設定されている理由としては、自由診療をメインに行っていることがあげられるでしょう。コスメや美容機器の販売を頑張れば、インセンティブとして給料に反映されます。そのため、営業などが得意で美容に興味があるなら美容皮膚科、一般的な看護師の業務を行いたいなら皮膚科を選ぶのが賢明です。